山陽新幹線の予約方法・料金ガイド【完全版】
料金について
この記事で紹介している料金設定は、2019年10月のJR運賃・料金改定以前の情報です。現在の料金とは若干異なりますのでご注意ください。
このページでは、山陽新幹線のチケットを予約するすべての方法をまとめました。
山陽新幹線のチケットは大きく分けて『JR窓口/JR公式ネット予約/金券ショップ/旅行代理店』の4つの方法で予約・購入できます。
それぞれの予約方法について、
- いつから予約できる?
- 割引額はどれくらい?
- 一番お得な予約方法は?
など、知らないと損するチケット予約ノウハウをギュッ!とまとめてあります。
各予約方法の「予約期限チャート」も便利なのでご活用ください。
今月の最安値チケットまとめ
山陽新幹線の基本情報
山陽新幹線DATA
- JR JR西日本
- 区間 新大阪駅~博多駅
- 列車 みずほ、さくら、のぞみ、ひかり、こだま
- 予約開始日 乗車1カ月前
- 自由席 あり
- グランクラス なし
- 往復割引 あり
- 公式予約サイト スマートEX、エクスプレス予約
- 電話予約 不可
人気区間の料金・所要時間(普通車指定席)
区間 | 東京⇔広島 | 東京⇔岡山 | 新大阪⇔博多 | 東京⇔博多 | 広島⇔新大阪 |
最速列車 | のぞみ | のぞみ | みずほ | のぞみ | みずほ |
指定席料金(片道) | 19,080円 | 17,340円 | 15,310円 | 22,950円 | 10,440円 |
所要時間(最速) | 3時間47分 | 3時間11分 | 2時間24分 | 4時間52分 | 1時間20分 |
山陽新幹線の運行区間 のぞみとひかりは「東京駅⇔博多駅」間を運行していますが、「東京駅⇔新大阪駅」間はJR東海の東海道新幹線、「新大阪駅⇔博多駅」間はJR西日本の山陽新幹線です。 みずほとさくらは「新大阪駅⇔鹿児島中央駅」間を運行していますが、「新大阪駅⇔博多駅」間はJR西日本の山陽新幹線、「博多駅⇔鹿児島中央駅」間はJR九州の九州新幹線です。
JR公式サイトへのリンク |
時刻表(JRおでかけネット) |
運行状況(JR西日本公式サイト) |
空席情報(JRサイバーステーション) |
みずほ・さくら・のぞみ・ひかり・こだま:各列車の違いは?
山陽新幹線には、大きく分けてみずほさくらのぞみひかりこだまの5つの列車があります。
それぞれの列車には、車両・運行区間・停車駅・所要時間・料金の違いがあります。
車両の違い
列車によって、使用されている”車両”が異なります。山陽新幹線には、主に次の4つの車両があります。
N700系S編成
主に、新大阪⇔鹿児島中央間のみずほさくら、一部のひかりこだまに使用されているのが山陽新幹線の主力車両であるN700系のS編成です。
東海道新幹線の主力車両N700系と形はそっくりですが、東海道新幹線のN700は16両編成なのに対して山陽新幹線のS編成は8両編成となっています。
また、白藍色やゴールドが使用されたカラーリングも特徴的です。
N700系
東海道新幹線と直通(東京⇔博多間)するのぞみひかりで使用されているのが東海道新幹線の主要車両であるN700系です。こちらは16両編成。
500系
一部のこだまで使用されている500系は、流線型のデザインが特徴的です。営業運転開始が1997年とデビューから20年以上たちますが、いまだに高い人気を誇ります。ただし、客室空間がN700系よりも小さく、シートピッチも2cm狭くなっているので注意。8両編成。
ひかりレールスター
新大阪⇔博多間の一部のひかりで使用されているのが、700系7,000番台「ひかりレールスター」です。新幹線の中で唯一4人用の個室を備えているのが大きな特徴。8両編成。
運行区間と停車駅の違い
山陽新幹線各列車の停車駅は以下の通りです。
※東海道新幹線の区間(東京⇔新大阪)はのぞみの停車駅、九州新幹線の区間(博多⇔鹿児島中央)はみずほの停車駅のみ表示しています
山陽新幹線の区間内(新大阪⇔博多)・九州新幹線との直通区間であれば、最速列車はみずほ。
東海道新幹線との直通区間であれば、最速列車はのぞみです。
こだまと駅弁 出発駅や車内販売ではなく「停車駅」で購入できる駅弁は格別です! でもみずほさくらやのぞみでは停車駅が少なく停車時間も短いため、停車駅で駅弁は買えません。 でも、途中通過待ちがあるこだまなら相生、新倉敷、新尾道、などで4分~11分停車するため駅弁を購入できます。 例えば、新尾道駅(広島県)では、こだまなら4分間停車するので「元祖たこめし」を買って車内でゆっくり味わうことも可能! こだまはのんび~り旅行するのにぴったり。みずほ・さくら・のぞみはビジネス利用や目的地(到着駅)でたっぷり時間を使いたい方向けです。
料金の違い:ひかり・さくら・こだまが若干安い
5つの列車全てが運行している「新大阪駅⇔博多駅」間の料金を比較してみました。
山陽新幹線の列車・座席別料金
列車 | 自由席 | 指定席 | グリーン |
みずほ | 14,480円 | 15,310円 | 21,270円 |
さくら | 14,480円 | 15,000円 | 20,960円 |
のぞみ | 14,480円 | 15,310円 | 21,270円 |
ひかり | 14,480円 | 15,000円 | 20,960円 |
こだま | 14,480円 | 15,000円 | 設定なし |
※単位:円。新大阪→博多の場合
自由席の料金は共通ですが、指定席・グリーン車料金はみずほ・のぞみよりさくら・ひかり・こだまの方が若干(新大阪⇔博多の場合は310円)安い設定です。
さくら・ひかり・こだまは、みずほ・のぞみよりも時間がかかる分、少しだけ安く乗車できます。
列車・車両情報へのリンク |
Wi-Fi 設備状況(JR西日本公式サイト) |
座席配置や車内設備(JRおでかけネット) |
繁忙期・閑散期について
年末年始、ゴールデンウイークなど新幹線の利用客が特に多い時期を繁忙期、11月、2月など利用客の少ない時期を閑散期と呼びます。
繁忙期は料金が通常より200円割り増し、閑散期は通常より200円引きになります。
2020繁忙期・閑散期カレンダー
ピンク:繁忙期 青:閑散期(JR東海公式サイトより)
「みずほ・のぞみ」の格安予約方法
できれば”最速”の「みずほ」か「のぞみ」を格安で予約したい!という方のために、ここでは列車をみずほのぞみに絞って、格安で予約する方法をご紹介します。
JR西日本区間(新大阪⇔博多)
予約方法 | 片道料金 | 通常料金との差額 |
詳細解説へ | みどりの窓口・券売機||
指定席(通常料金) | 15,310円 | 0円 |
自由席 | 14,480円 | -830円 |
往復割引(指定席) | 14,340円 | -970円 |
指定席回数券 | 13,270円 | -2,040円 |
JR公式WEB予約 詳細解説へ | ||
スマートEX | 15,110円 | -200円 |
EX予約 | 13,240円 | -2,070円 |
スーパー早特きっぷ(e5489) | 10,290円 | -5,020円 選べる列車に制限あり |
金券ショップ 詳細解説へ | ||
回数券のばら売り | 13,400円~ | -1,910円~ |
JR西日本の株主優待券利用 | 11,950円~ | -3,360円~ |
旅行代理店 詳細解説へ | ||
ホテルパック※ | 9,150円~ ホテル代込み |
-6,060円~ ホテル代込み |
※料金は片道換算。片道チケット購入不可
JR西日本(新大阪⇔博多)とJR東海(東京⇔新大阪)をまたぐ区間
予約方法 | 片道料金 | 通常料金との差額 |
詳細解説へ | みどりの窓口・券売機||
指定席(通常料金) | 19,080円 | 0円 |
自由席 | 18,040円 | -1,040円 |
往復割引(指定席) | 17,910円 | -1,170円 |
指定席回数券 | 17,700円 | -1,380円 |
JR公式WEB予約 詳細解説へ | ||
スマートEX | 18,880円 | -200円 |
EX予約 | 17,660円 | -1,420円 |
EX早特 | 15,900円 | -3,180円 |
EX早特21 | 14,000円 | -5,080円 選べる列車に制限あり |
金券ショップ 詳細解説へ | ||
回数券のばら売り | 17,690円~ | -1,390円~ |
旅行代理店 詳細解説へ | ||
ホテルパック※ | 11,850円~ ホテル代込み |
-7,230円~ ホテル代込み |
※料金は片道換算。片道チケット購入不可
予約開始は1カ月前から
山陽新幹線の指定席・グリーン車予約、自由席の切符購入は、どの予約方法でも乗車予定日の1カ月前午前10時から受付が開始されます。
1カ月前とは、前月の同じ日のことです。
例:2月15日の予約をしたい場合は、1月15日の午前10時から予約受付開始(※前月に同じ日がない場合は、当月の1日午前10時に受付が開始される)
ツアー、パックは半年前から予約可
山陽新幹線のチケットは基本的に1ヵ月前からしか予約ができませんが…
旅行代理店が販売している新幹線ツアーや新幹線ホテルパックは最大半年前から予約をすることができます!(各代理店によって若干違います)
ただし、実際に新幹線の予約が確定し指定席が確保できるのは乗車日1カ月前の午前10時以降です。
前もって予定が決まっているなら旅行代理店で予約するのが一番お得だね★
山陽新幹線の予約方法
山陽新幹線の予約方法は、大きく分けて次の4つです。
- JR窓口(指定席券売機)
- JR公式ネット予約
- 金券ショップ
- 旅行代理店
※注意書きがない場合、料金は新大阪⇔博多間を例として表示しています。
「JR窓口(指定席券売機)」で予約する
JR窓口、または指定席券売機で購入できるチケットは以下6つです。
- グリーン車を予約する
- 普通車指定席を予約する
- 回数券を購入する
- 自由席の切符を購入する
- 学割を利用する(学生のみ)
- 往復割引を利用する
- ジパング倶楽部会員料金で予約する(60歳以上のみ)
それぞれの予約方法の料金を、通常料金(みずほ・のぞみ指定席)と比較してみました。
窓口購入できるチケットの料金
:みずほ :さくら
:のぞみ :ひかり :こだま
購入方法 | 料金 | 通常(のぞみ指定席)との差額 |
JR窓口・指定席券売機共通 | ||
みずほ・のぞみグリーン車 |
21,270円 | +5,960円 |
さくら・ひかりグリーン車 |
20,960円 | +5,850円 |
みずほ・のぞみ指定席 |
15,310円 | 0円 |
さくら・ひかり・こだま指定席 |
15,000円 | -310円 |
自由席 |
14,480円 | -830円 |
往復割引料金 |
14,340円(片道換算) | -970円 |
往復割引料金 |
14,030円(片道換算) | -1,280円 |
指定席回数券 |
13,270円(1枚当たり) | -2,040円 |
JR窓口のみ | ||
学割(みずほ・のぞみ指定席) |
13,380円 | ‐1,930円 |
学割(さくら・ひかり・こだま指定席) |
13,070円 | -2,060円 |
学割(自由席) |
12,550円 | -2,760円 |
ジパング倶楽部会員料金(みずほ・のぞみ) |
10,710円 | -4,600円 |
ジパング倶楽部会員料金(さくら・ひかり・こだま) |
10,500円 | -4,810円 |
グリーン車を予約すれば、もちろん通常(みずほのぞみ指定席)よりも料金は高額になります。
ここでは、のぞみ・みずほ指定席よりも安い料金でチケットが購入できる「回数券を購入する/自由席の切符を購入する/往復割引を利用する/学割を利用する/ジパング倶楽部会員割引料金で予約する」の5つの予約方法について詳しくご紹介します。
回数券を購入する
予約はいつから?
- 1か月前~乗車直前(回数券の期限は3か月)
「回数券」を購入することで、山陽新幹線の乗車1回あたりの料金が安くなります。
JR西日本・JR東海が、山陽・東海道新幹線向けに発行している主な回数券は「指定席回数券」「グリーン車回数券」と、最長『新大阪↔東広島』間で使用できる「自由席回数券」の3種類です。
すべて6枚1セットで、みずほさくらのぞみひかりこだま共通で利用可能で、指定区間の往路、復路どちらにも利用できます。
(例えば、新大阪⇔博多間の回数券を購入した場合は、新大阪→博多でも、博多→新大阪でも使える)
片道乗車1回で1枚消費しますので、すべて1人で使う場合は1セットで指定区間を3往復できます。
料金と割引率
山陽新幹線では、各区間で利用できる回数券の種類が異なり、割引率も違います。
人気区間の回数券料金
区間 | 東京(都区内) ⇔ 広島(市内) |
東京(都区内) ⇔ 岡山 |
新大阪(市内) ⇔ 博多(福岡市内) |
東京(都区内) ⇔ 博多(福岡市内) |
広島(広島市内) ⇔ 新大阪(市内) |
|||
種別 | 指定席 | グリーン | 指定席 | グリーン | 指定席 | グリーン | 指定席 | 指定席 |
料金 | 106,200円 | 148,980円 | 96,540円 | 132,240円 | 79,620円 | 111,420円 | 128,160円 | 58,020円 |
1枚あたり | 17,700円 | 24,830円 | 16,090円 | 22,040円 | 13,270円 | 18,570円 | 21,360円 | 9,670円 |
割引※ | -1,380円 | -1,380円 | -1,280円 | -1,260円 | -2,040円 | -2,700円 | -1,590円 | -770円 |
※回数券1枚当たりと、同じ座席の通常料金(みずほ・のぞみ)との差額
距離の短い区間では自由席回数券の設定もありますが、距離の長い区間では指定席回数券が多くなります。新大阪から博多(および小倉)までの区間については、グリーン車回数券の設定もあり、博多でも小倉でも同一料金です。
山陽新幹線の回数券は、購入日から3カ月間有効です。ただし、繁忙期(4月27日~5月6日、8月11日~20日、12月28日~翌年1月6日)は使えませんので注意してください。
その他の回数券
- 岡山・福山4枚回数券:岡山~福山間限定で新幹線普通車自由席が利用できる4枚つづりの回数券タイプのきっぷ
- 新幹線自由席回数特急券:利用日の前月に発売。定期券・普通回数券・普通乗車券と併用して新幹線の普通車自由席が利用できる6枚つづりの回数券
- 新幹線自由席回数特急券(幹定回):通勤・通学定期券と組み合わせて利用できる10枚つづりの回数券
- 新幹線自由席回数特急券(モーニング500・300):利用日の前月に発売。定期券と併用して朝6時から8:30の間に福山駅、新倉敷駅を発車するひかり・こだまの普通車自由席が利用できる6枚つづりの回数券
自由席の切符を購入する
予約はいつから?
- 1か月前~乗車直前
自由席に乗ることで、指定席に乗車するよりも”若干”安い料金で山陽新幹線に乗車できます。(区間ごとで割引率は異なります)
山陽新幹線の自由席料金は、みずほさくらのぞみひかりこだまどの列車でも変わりません。
人気区間の自由席料金
区間 | 東京⇔広島 | 東京⇔岡山 | 新大阪⇔博多 | 東京⇔博多 | 広島⇔新大阪 |
自由席料金(片道) | 18,040円 | 16,300円 | 14,480円 | 21,810円 | 9,710円 |
通常料金※との差額 | -1,040円 | -1,040円 | -830円 | -1,140円 | -730円 |
※みずほ・のぞみ指定席
ただし、あくまで”自由席”ですので席を予約できるわけではなく必ず座れるとは限りません。
山陽新幹線の場合、みずほの自由席の数は全8両中3両、のぞみは全16両中3両となっています。繁忙期など混雑時は立って乗車することを覚悟しておきましょう。
学割を利用する
予約はいつから?
- 1か月前~乗車直前
JRには「学生割引乗車券」制度、いわゆる”学割”があります。
JRの学割の内容は「切符を購入する際に利用区間の片道”営業キロ”(駅から駅までの距離)が101km以上ある場合、運賃が2割引きになる」というものです。
これは山陽新幹線の切符を購入する際にも適用されます。
東京駅から乗車するなら「熱海駅」から、新大阪駅から乗車するなら「相生駅」(兵庫県)から、博多駅から乗車するなら「厚狭駅」(山口県)から運賃が2割引きになります。
東海道新幹線区間の営業キロ
乗車駅 | 東京 | 品川 | 新横浜 | 小田原 | 熱海 | 三島 | 新富士 | 静岡 | 掛川 | 浜松 | 豊橋 | 三河安城 | 名古屋 | 岐阜羽島 | 米原 | 京都 | 新大阪 |
東京 | 0 | 6.8 | 28.8 | 83.9 | 104.6 | 120.7 | 146.2 | 180.2 | 229.3 | 257.1 | 293.6 | 336.3 | 366.0 | 396.3 | 445.9 | 513.6 | 552.6 |
※降車駅ー乗車駅=100(km)以上なら学割適用
山陽新幹線区間の営業キロ
乗車駅 | 新大阪 | 新神戸 | 西明石 | 姫路 | 相生 | 岡山 | 新倉敷 | 福山 | 新尾道 | 三原 | 東広島 | 広島 | 新岩国 | 徳山 | 新山口 | 厚狭 | 新下関 | 小倉 | 博多 |
新大阪 | 0 | 36.9 | 59.7 | 87.9 | 108.6 | 176.5 | 201.7 | 234.8 | 254.9 | 266.4 | 306.0 | 337.8 | 379.2 | 426.3 | 470.6 | 505.7 | 532.3 | 551.3 | 618.5 |
博多 | 618.5 | 585.4 | 562.6 | 530.6 | 509.9 | 442.0 | 416.8 | 383.7 | 363.6 | 352.1 | 312.5 | 280.7 | 239.3 | 192.2 | 147.9 | 112.8 | 86.2 | 67.2 | 0 |
※降車駅ー乗車駅=100(km)以上なら学割適用
具体的な割引額は、人気の区間を例にすると以下のようになります。
人気区間の学割料金
区間 | 東京⇔広島 | 東京⇔岡山 | 新大阪⇔博多 | 東京⇔博多 | 広島⇔新大阪 |
みずほ | 直通なし | 直通なし | 13,380円 | 直通なし | 9,310円 |
さくらこだま | 直通なし | 直通なし | 13,070円 | 直通なし | 9,100円 |
のぞみ | 16,740円 | 円 | 13,380円 | 円 | 9,310円 |
ひかり | 16,220円 | 円 | 13,070円 | 直通なし | 9,100円 |
自由席(共通) | 15,700円 | 円 | 円 | 円 | 円 |
たとえば東京⇔広島間なら、「乗車券」部分の料金が2割引きされて、指定席通常料金(のぞみ:19,080円)と比較すると2,340円~3,380円安い料金で新幹線に乗車できます。
ただし、学割を受けるためには片道あたり1枚の「学割証」が必要なので事前に取得しておくのを忘れないようにしましょう。
また学割を受けるためには必ずJRの窓口で切符を購入する必要があります。指定席券売機では割引の適用は受けられませんので注意してください。
往復割引を利用する
予約はいつから?
- 1か月前~乗車直前
JR西日本では、片道の乗車券だけでなく往復乗車券を購入することができます。
往復の乗車券を同時に購入することにより、片道の営業キロが601キロ以上あれば、「ゆき」・「かえり」の運賃のみがそれぞれ1割引になります。
山陽新幹線の営業キロ
乗車駅 | 東京 | 品川 | 新横浜 | 小田原 | 熱海 | 三島 | 新富士 | 静岡 | 掛川 | 浜松 | 豊橋 | 三河安城 | 名古屋 | 岐阜羽島 | 米原 | 京都 | 新大阪 | 新神戸 | 西明石 | 姫路 | 相生 | 岡山 | 新倉敷 | 福山 | 新尾道 | 三原 | 東広島 | 広島 | 新岩国 | 徳山 | 新山口 | 厚狭 | 新下関 | 小倉 | 博多 |
東京 | 0 | 6.8 | 28.8 | 83.9 | 104.6 | 120.7 | 146.2 | 180.2 | 229.3 | 257.1 | 293.6 | 336.3 | 366.0 | 396.3 | 445.9 | 513.6 | 552.6 | 589.5 | 612.3 | 640.3 | 665.0 | 732.9 | 758.1 | 791.2 | 811.3 | 822.8 | 862.4 | 894.2 | 935.6 | 982.7 | 1027.0 | 1062.1 | 1088.7 | 1107.7 | 1174.9 |
博多 | 661.3 | 622.3 | 585.4 | 562.6 | 534.6 | 509.9 | 442.0 | 416.8 | 383.7 | 363.6 | 352.1 | 312.5 | 280.7 | 239.3 | 192.2 | 147.9 | 112.8 | 86.2 | 67.2 | 0 |
※降車駅ー乗車駅=601(km)以上なら往復割引適用
山陽新幹線の場合、東京発着なら西明石駅以降の区間、新大阪発着なら博多駅のみ、博多駅発着なら新大阪以降の区間が片道601キロ以上となります。
具体的な割引額は、人気の区間を例にすると以下のようになります。
人気区間の往復割引料金(下段:片道)
区間 | 東京⇔広島 | 東京⇔岡山 | 新大阪⇔博多 | 東京⇔博多 | 広島⇔新大阪 |
みずほ指定席 | 直通なし | 直通なし | 28,680円 (14,340円) |
直通なし | 適用外 |
さくらこだま指定席 | 直通なし | 直通なし | 円 (円) |
直通なし | 適用外 |
のぞみ指定席 | 35,820円 (17,910円) |
円 (円) |
28,680円 (14,340円) |
円 (円) |
適用外 |
ひかり指定席 | 34,780円 (17,390円) |
円 (円) |
円 (円) |
直通なし | 適用外 |
自由席(共通) | 33,740円 (16,870円) |
円 (円) |
円 (円) |
円 (円) |
適用外 |
往復割引料金は、閑散期は上表からさらに200円引き、繁忙期は200円増しとなります。
たとえば東京⇔広島間なら、指定席通常料金(のぞみ往復:38,160円)と比較すると往復で2,340円~4,420円安い料金で新幹線に乗車できます。
「ジパング倶楽部」会員料金で予約
予約はいつから?
- 1か月前~乗車直前
「ジパング倶楽部」とは、男性65歳以上、女性60歳以上の方が入会できるJR各社共通の会員サービスです。
入会すると会員証と会員手帳が発行されて、JR線を片道・往復・連続で片道201Km以上利用する場合、切符の料金が2割引きまたは3割引になります。(ジパング割引)
ジパング割引は山陽新幹線の運賃、特急料金にも適用されます。(みずほ・のぞみ特急券は割引対象外)
ジパング倶楽部の入会条件、年会費、割引額は以下の通りです。
入会条件 | 割引 | 年会費 |
男性:満65歳以上 女性:満60歳以上※ |
30%割引(年20回) (利用1~3回目は20%) |
個人会員:3,770円 夫婦会員:2人で6,290円 |
※どちらか満65歳以上なら二人とも「夫婦会員」になれる
ジパング割引が適用された場合、人気区間の料金(4回目以降)は以下のようになります。
人気区間のジパング割引料金
区間 | 東京⇔広島 | 東京⇔岡山 | 新大阪⇔博多 | 東京⇔博多 | 広島⇔新大阪 |
みずほ指定席 | 直通なし | 直通なし | 10,710円 | 直通なし | 7,300円 |
さくらこだま指定席 | 直通なし | 直通なし | 10,500円 | 直通なし | 7,160円 |
のぞみ指定席 | 15,580円 | 円 | 10,710円 | 円 | 7,300円 |
ひかり指定席 | 12,990円 | 円 | 10,500円 | 直通なし | 7,160円 |
自由席(共通) | 12,620円 | 円 | 10,130円 | 円 | 6,790円 |
年会費はかかりますが、割引額は学割以上!
個人会員の場合、東京⇔広島間を1回でも片道利用すれば年会費分の元は取れますので、頻繁に山陽新幹線を利用される方にはおすすめできる会員サービスです。
ジパング割引を利用するには、会員証と会員手帳を用意したうえで必ずJR窓口で切符を購入する必要がありますので注意してください。
※ジパング割引は4月27日~5月6日、8月11日~20日、12月28日~翌年1月6日の期間は利用できません
番外編:新幹線定期券を購入する
通勤・通学などで山陽新幹線を毎日のように利用する人であれば選択肢となるのが、新幹線用定期券を購入する方法です。
JR西日本では、山陽新幹線の自由席のみ利用できる定期券を販売しています。
山陽新幹線の定期券には通勤用のFREX(フレックス)と通学用のFREXパルの2種類があり、どちらも1か月用と3か月用から選ぶことができます。
山陽新幹線の定期券はすべての区間向けに設定されているわけではなく、おおむね300Km圏内の区間に限って販売されています。
新大阪駅発であれば、定期券が設定されている最長の区間は三原駅です。その先の広島、徳山、博多などへの定期券はありません。
料金の一例は以下のようになっています。
【通勤用】人気区間のFREX料金
区間 | 新大阪 ⇔ 西明石 |
新大阪 ⇔ 相生 |
新大阪 ⇔ 岡山 |
岡山 ⇔ 広島 |
広島 ⇔ 博多 |
|||||
種別 | 1カ月 | 3か月 | 1カ月 | 3か月 | 1カ月 | 3か月 | 1カ月 | 3か月 | 1カ月 | 3か月 |
料金 | 60,060円 | 171,190円 | 103,030円 | 293,610円 | 133,860円 | 381,530円 | 125,070円 | 356,440円 | 197,780円 | 563,650円 |
割引※ | -45,940円 | -146,810円 | -73,770円 | -236,790円 | -86,140円 | -278,470円 | -94,930円 | -303,560円 | -139,020円 | -446,750円 |
※1カ月に20日利用する場合の自由席料金と比較
【通学用】人気区間のFREXパル料金
区間 | 新大阪 ⇔ 西明石 |
新大阪 ⇔ 相生 |
新大阪 ⇔ 岡山 |
岡山 ⇔ 広島 |
広島 ⇔ 博多 |
|||||
種別 | 1カ月 | 3か月 | 1カ月 | 3か月 | 1カ月 | 3か月 | 1カ月 | 3か月 | 1カ月 | 3か月 |
料金 | 46,600円 | 132,820円 | 78,570円 | 223,960円 | 91,950円 | 262,100円 | 87,320円 | 248,880円 | 131,480円 | 374,750円 |
割引※ | -59,400円 | -185,180円 | -98,230円 | -306,440円 | 128,050円 | -397,900円 | -132,680円 | -411,120円 | -205,320円 | -635,650円 |
※1カ月に20日利用する場合の自由席料金と比較
上の表では、1カ月に自由席で各区間を20往復(土日休みと仮定)した場合の料金と、定期券の料金を比較してみました。
新幹線だけあって定期券となるとかなりの高額になりますが、割引率もかなり大きくなっています。
通勤用のFREXパルの場合であれば、新大阪⇔岡山の3か月用定期券は293,610円!と超高額ですが、1カ月に20日間利用する(つまり月に片道40回乗車)と考えれば1回あたりの料金は293,610÷120=2,446円。
新大阪⇔岡山間自由席の通常料金は5,500円なので、4割以上の割引率。
通学用のFREXパルであればさらに安く、6割以上の割引率です。
山陽新幹線に毎日のように乗車する必要がある場合限定であれば、定期券が一番割引率の大きい切符購入方法です。
※山陽新幹線の定期券は、ICカード(Suicaなど)には対応していません。
「ネット予約(またはアプリで予約)」する
山陽新幹線の公式ネット予約サイトは、以下3種類です。
- e5489
- スマートEX
- エクスプレス予約(EX予約)
e5489はJR西日本が運営する予約サイトですが、スマートEXとエクスプレス予約はJR東海が運営する予約サイトです。
「e5489」で予約する
予約はいつから?
- 1か月前~乗車6分前
JR西日本公式の新幹線予約サイト「e5489(いいごよやく)」では、年会費無料の会員登録(J-WESTネット会員)をすれば山陽新幹線のチケットをネット予約することができます。(JR西日本エリア在来線や特急の予約も可能)
e5489で予約できる山陽新幹線のチケット料金は基本的にJR窓口・券売機で予約した場合と同じですが、「スーパー早特きっぷ」「おとなび割引」など、一定の条件を満たすことで割引料金で予約できるチケットも販売されています。
専用アプリ
e5489には、専用のアプリ「J-WESTQuick!(iOS、Android対応)」もありますが…
J-WESTQuick!アプリでできることはe5489のトップページに移動すること(SafariやChromeなどのウェブブラウザが起動してe5489のトップページが開く)だけなので、現状このアプリを使う意味はほとんどありません。普通にインターネットからe5489にアクセスしましょう。
e5489の注意点
e5489で予約できる新幹線のチケットはSuicaやICOCAなどICカード乗車券には対応していませんので、JR西日本やJR四国、JR九州の駅で紙のきっぷを受け取ることが必要です。
最長で「4時30分~23時30分」までの間であれば受取可能ですが、駅によって「指定席券売機」「みどりの窓口」「びゅうプラザ」等の営業時間が短いなどの場合もありますので、事前にきっぷを受け取る駅の受け取り可能時間を調べておくことをおすすめします。
eきっぷ(e5489)+乗車券
予約はいつから?
- 1か月前~乗車6分前(e5489)or乗車直前(乗車券)
「eきっぷ」とは、e5489で購入できるJ-WESTカード会員専用の特急券で、通常の特急券よりも数百円~2,000円程度安い料金で購入できます。(eきっぷの料金はEX予約のe特急券の料金と同じです)
eきっぷだけでは新幹線に乗車することはできないので、別途JRの窓口や指定席券売機で乗車券を購入してください。
eきっぷは、特急券のみ購入したい場合や、乗車券を在来線の利用区間も含めて購入したい場合などに利用できるきっぷです。
チケットレスサービスではないため、e5489で予約したeきっぷを指定席券売機で受け取ることが必要です。
eきっぷには、列車の違い、通常期・繁忙期・閑散期による料金の違いはありません。
e5489でeきっぷを購入し、乗車券を別途購入した場合の料金(人気区間)は以下の通りです。
【eきっぷ+乗車券】人気区間の片道料金
区間 | 東京⇔広島 | 東京⇔岡山 | 新大阪⇔博多 | 東京⇔博多 | 広島⇔新大阪 |
料金 | eきっぷなし | eきっぷなし | 13,240円 | eきっぷなし | 9,250円 |
通常料金※との差額 | - | - | -2,070円 | - | -1,190円 |
※みずほ・のぞみ指定席
e5489のeきっぷは、山陽新幹線の区間または九州新幹線とまたがる区間向けに販売されていますが、東海道新幹線とまたがる区間向けには販売されていません。東海道新幹線には、eきっぷとほぼ同じ内容のe特急券というネット予約(エクスプレス予約)専用の特急券があります。
eきっぷは学割で購入した乗車券や往復割引で購入した乗車券とも組み合わせて使うことができます。
※J-WESTカードは、JR西日本が発行しているクレジットカードです。年会費が1,000円かかりますが、J-WESTカード会員限定のお得な切符(eきっぷ)が購入できます。山陽新幹線と北陸新幹線を利用することでJ-WESTポイントの優遇が受けられる「J-WESTプレミア・プログラム」もあるので、山陽新幹線や北陸新幹線をよく利用される方は入会することをおすすめします!
eきっぷ(e5489)+学割乗車券
予約はいつから?
- 1か月前~乗車6分前(e5489)or乗車直前(乗車券)
eきっぷは、学割で購入した乗車券と組み合わせて使うことができます。学割について詳しくはこちら
学割では乗車券が2割引きになりますが、合わせてeきっぷで特急券の割引も適用されますので、e5489のJ-WESTカード会員の学生の方や、親がe5489J-WESTカード会員の学生の方にはおすすめの購入方法です。
e5489でeきっぷを購入し、学割で乗車券を別途購入した場合の料金(人気区間)は以下の通りです。
【eきっぷ+学割】人気区間の片道料金
区間 | 東京⇔広島 | 東京⇔岡山 | 新大阪⇔博多 | 東京⇔博多 | 広島⇔新大阪 |
料金 | eきっぷなし | eきっぷなし | 11,310円 | eきっぷなし | 8,120円 |
通常料金との差額※ | - | - | -4,000円 | - | -2,320円 |
※みずほ・のぞみ指定席
eきっぷと学割を組み合わせると、新大阪⇔博多の場合なら11,310円と「早特」きっぷに匹敵するほどの安さになります!
eきっぷ(e5489)+往復割引乗車券
予約はいつから?
- 1か月前~乗車6分前(e5489)or乗車直前(乗車券)
eきっぷは、往復割引で購入した乗車券とも組み合わせて使うことができます。往復割引について詳しくはこちら
往復割引では行き・帰りの乗車券がそれぞれ1割引きになりますが、合わせてeきっぷで特急券の割引も適用されます。
e5489でeきっぷを購入し、往復割引で乗車券を別途購入した場合、人気区間の料金は以下のようになります。(片道分の料金)
【eきっぷ+往復割引】人気区間の片道料金
区間 | 東京⇔広島 | 東京⇔岡山 | 新大阪⇔博多 | 東京⇔博多 | 広島⇔新大阪 |
料金 | eきっぷなし | eきっぷなし | 12,270円 | eきっぷなし | 601km未満 |
通常料金との差額※ | - | - | -3,040円 | - | - |
※みずほ・のぞみ指定席
eきっぷと往復割引を組み合わせると、新大阪⇔博多の場合なら3,040円引きの12,270円で予約できます。
ただし、山陽新幹線の往復割引きっぷは「エクスプレス予約(EX予約)」と「スマートEX」でeきっぷ+往復割引よりもさらに安い料金で予約できます。途中下車の予定がある場合、在来線と新幹線を乗り継ぐ場合以外は、EX予約・スマートEXの往復割引を利用したほうがお得です。
※EX予約とスマートEXの往復割引について詳しくはこちら
e5489の「早特」で予約する
予約はいつから?
- スーパー早特21:1カ月前~21日前
- (こだま)スーパー早特きっぷ:1カ月前~14日前
- おとなびWEB早特:1カ月前~7日前
- WEB早特3:1カ月前~3日前
e5489には、以下5種類の山陽新幹線向け早特きっぷがあります。
- スーパー早特21
- スーパー早特きっぷ
- こだまスーパー早特きっぷ
- WEB早特3
- おとなびWEB早特
スーパー早特21・スーパー早特きっぷ、WEB早特3は、主に山陽新幹線と九州新幹線をまたぐ区間の新幹線を予約した場合に利用できます。(一部例外あり)
こだまスーパー早特きっぷ・おとなびWEB早特は山陽新幹線単独の区間でも利用できますが、やはり区間限定です。
e5489の早特が利用できる主な区間と料金は以下の通りです。
e5489早特の料金(一例)
:みずほ :さくら :のぞみ :ひかり :こだま
区間 | 新大阪⇔鹿児島中央 | 新大阪⇔熊本 | 新大阪⇔博多 | 新大阪⇔広島 | 新大阪⇔岡山 |
通常料金 | 22,210円 | 18,850円 | 15,310円 | 10,440円 | 6,230円 |
スーパー早特21 | 13,000円 | 12,000円 | - | - | - |
スーパー早特きっぷ | 14,400円 | 12,500円 | 10,290円 | - | - |
こだまスーパー早特きっぷ | - | - | 8,500円 | - | - |
WEB早特3 | 19,000円 | 16,000円 | - | - | - |
おとなびWEB早特 | - | - | 10,710円 | 7,300円 | 4,350円 |
おとなびWEB早特 | - | - | 5,990円 | 4,080円 | 2,400円 |
区間は限られますが、e5489の早特を利用すれば15%から最大60%も割引がありますので、条件が合うようならぜひ利用しましょう。
ただし、e5489の早特で予約した切符はすべて変更一切不可です。変更したい場合はきっぷを払い戻し(手数料あり)たうえで、再度予約しなおす必要があります。
※おとなびWEB早特は満50歳以上の「おとなび」会員のみ利用できます。(満50歳以上の方がJ-WESTネット会員に登録すると、自動的に「おとなび」会員になります。e5489は”J-WEST会員が利用できるサービスの1つ”なので、e5489に登録している方はすべてJ-WEST会員です)
おとなび割引で予約する(e5489)
予約はいつから?
- 1か月前~乗車6分前
「おとなび※」と「ジパング倶楽部」両方の会員になっている方は、e5489の予約で「おとなび(ジパング)割引」が受けられます。
おとなび(ジパング)割引では、JR西日本の新幹線(新大阪⇔博多間)や特急列車を片道で101キロ以上利用した場合、乗車券と特急券の両方が30%割引になります。(みずほ・のぞみは対象外)
おとなび(ジパング)割引と通常のジパング倶楽部の割引との違いが分かりにくいので、表にまとめてみました。
比較要素 | おとなび(ジパング)割引 | ジパング倶楽部 |
概要 | ジパング倶楽部の会員制度にJR西日本独自の「おとなび」サービスをプラスしたもの | JR各社共通の会員制度 |
予約方法 | e5489(ネット) | JR窓口のみ |
年会費 | なし(ジパング倶楽部の年会費は必要) | あり |
割引の回数制限 | なし | 年20回まで |
割引 | 30%割引 | 30%割引 (1~3回目は20%割引) |
対象外 | みずほ・のぞみ | みずほ・のぞみの特急券 |
通常のジパング倶楽部の割引には年20回までという回数制限がありますが、おとなび(ジパング)割引には回数制限はなく、何回でも30%引きになります。
おとなび会員の年会費は無料なので、ジパング倶楽部の会員の方でJR西日本の新幹線や特急をよく利用する場合は、必ず「おとなび」の会員登録もしておきましょう。
※満50歳以上のJ-WEST会員(=e5489の会員)は、自動的におとなび会員になります
スマートEX
予約はいつから?
- 1か月前~発車4分前
スマートEXで山陽新幹線のチケットを購入すると、グリーン車、指定席料金が一律200円割引されます。(自由席の料金は割引になりません)
【スマートEX】人気区間の片道料金
区間 | 東京⇔広島 | 東京⇔岡山 | 新大阪⇔博多 | 東京⇔博多 | 広島⇔新大阪 |
通常料金※ | 19,080円 | 17,340円 | 15,310円 | 22,950円 | 10,440円 |
スマートEX | 18,880円 | 17,140円 | 15,110円 | 22,750円 | 10,240円 |
みずほ・のぞみ指定席をJR窓口で予約した場合
エクスプレス予約(EX予約)
予約はいつから?
- 1か月前~発車4分前
エクスプレス予約(EX予約)では、指定席でも自由席でも”ほぼ”同じ料金で予約できます。
(新大阪⇔新神戸、新大阪⇔西明石など距離の短い区間のみ、指定席より自由席の方が料金が安くなります)
また、みずほさくらのぞみひかりこだま間の料金の違いや、通常期・繁忙期・閑散期による料金の違いもありません。
【EX予約】人気区間の片道料金
区間 | 東京⇔広島 | 東京⇔岡山 | 新大阪⇔博多 | 東京⇔博多 | 広島⇔新大阪 |
指定席・自由席料金 | 17,660円 | 16,010円 | 13,240円 | 21,320円 | 9,140円 |
通常料金との差額※ | 1,420円 | 1,330円 | 2,070円 | 1,630円 | 1,300円 |
みずほ・のぞみ指定席をJR窓口で予約した場合
EX予約は年会費1,080円が必要なサービスですが、例えばEX予約で広島⇔新大阪間の指定席チケットを購入するなら片道あたり1,300円割引されます。
1年に1度広島⇔新大阪や、それより長い区間を片道だけでも利用する方なら簡単に元が取れる計算です。
e特急券(EX予約)+乗車券
予約はいつから?
- 1か月前~発車4分前
EX予約の会員は、「e特急券」を購入することができます。「e特急券」とは、通常の特急券よりも数百円~2,000円程度安い料金で購入できるネット予約限定の特急券です。(e特急券の料金はe5489のeきっぷの料金と同じです)
e特急券だけでは新幹線に乗車することはできないので、別途JRの窓口や指定席券売機で乗車券を購入してください。
e特急券は、特急券のみ購入したい場合や、乗車券を在来線の利用区間も含めて購入したい場合などに利用できるきっぷです。
チケットレスサービスではないため、EX予約で予約したe特急券を指定席券売機で受け取ることが必要です。
e特急券も、EX予約のきっぷと同じように列車の違い、通常期・繁忙期・閑散期による料金の違いはありません。
EX予約でe特急券を購入し、乗車券を別途購入した場合の料金(人気区間)は以下の通りです。
【e特急券+乗車券】人気区間の片道料金
区間 | 東京⇔広島 | 東京⇔岡山 | 新大阪⇔博多 | 東京⇔博多 | 広島⇔新大阪 |
料金 | 17,660円 | 13,240円 | |||
通常料金※との差額 | -1,420円 | -2,070円 |
※みずほ・のぞみ指定席
EX予約のe特急券と乗車券を組み合わせて購入するよりも、EX予約の通常チケットを購入したほうが料金は若干安いです(同じ場合もあり)。EX予約の会員で、途中下車や在来線との乗り継ぎ予定がないなら、普通にEX予約でチケットを購入することをおすすめします。
ただし、e特急券は学割で購入した乗車券や往復割引で購入した乗車券とも組み合わせて使うことができます。
e特急券(EX予約)+学割乗車券
予約はいつから?
- 1か月前~発車4分前(EX予約)or乗車直前(学割)
e特急券は、学割で購入した乗車券と組み合わせて使うことができます。
学割では乗車券が2割引きになりますが、合わせてe特急券で特急券の割引も適用されますので、EX予約会員の学生の方や、親がEX予約会員の学生の方にはおすすめの購入方法です。
EX予約でe特急券を購入し、学割で乗車券を別途購入した場合の料金(人気区間)は以下の通りです。
【e特急券+学割車券】人気区間の片道料金
区間 | 東京⇔広島 | 東京⇔岡山 | 新大阪⇔博多 | 東京⇔博多 | 広島⇔新大阪 |
料金 | 15,320円 | 11,310円 | |||
通常料金※との差額 | -3,760円 | -4,000円 |
※みずほ・のぞみ指定席
e特急券と学割を組み合わせると、東京⇔広島の場合なら15,320円と「早特」きっぷに匹敵するほどの安さになります!
e特急券(EX予約)+往復割引乗車券
予約はいつから?
- 1か月前~発車4分前(EX予約)or乗車直前(乗車券)
e特急券は、往復割引で購入した乗車券とも組み合わせて使うことができます。往復割引について詳しくはこちら
往復割引では行き・帰りの乗車券がそれぞれ1割引きになりますが、合わせてe特急券の割引も適用されます。
EX予約でe特急券を購入し、往復割引で乗車券を別途購入した場合、人気区間の料金は以下のようになります。(片道分の料金)
【e特急券+往復割引乗車券】人気区間の片道料金
区間 | 東京⇔広島 | 東京⇔岡山 | 新大阪⇔博多 | 東京⇔博多 | 広島⇔新大阪 |
料金 | 16,490円 | 12,270円 | |||
通常料金※との差額 | -2,590円 | -3,040円 |
※みずほ・のぞみ指定席
e特急券と往復割引を組み合わせると、東京⇔広島の場合なら2,590円引きの16,490円で予約できます。
ただし、途中下車の予定がある場合、在来線と新幹線を乗り継ぐ場合以外は、EX予約の往復割引を利用したほうがさらに安い料金で予約できます。
※EX予約の往復割引について詳しくはこちら
スマートEXとEX予約の注意点
スマートEX・EX予約で予約したチケットには「特定都区市内」制度が適用されません。
そこで在来線(新幹線ではない普通の電車)の乗車駅、降車駅によっては通常購入よりも結局料金の合計が高くなってしまう可能性がありますので注意してください。
特定都区市内制度とは?
新大阪→博多の新幹線チケットや回数券を購入すると、切符には通常「新大阪(大阪市内)→博多(福岡市内)」という表示があります。
(市内)→(市内)というのは、例えば大阪市内のJR駅であればどの駅からでも乗車でき、福岡市内のJR駅であればどの駅で降車してもよいということです。
つまり新大阪から博多へ向かう場合、出発地点からの在来線最寄り駅が大阪市内にあり、目的地の在来線最寄り駅が福岡市内にあれば、在来線には無料で乗車できます。
※例えば…JR大阪城公園駅(大阪府大阪市中央区)からJR南福岡駅(福岡県福岡市博多区)へ山陽新幹線とJR在来線で行く場合など)
スマートEXとEX予約で予約したチケットには、早特チケットも含めてこの「特定都区市内制度」が適用されませんので、新幹線駅から在来線の駅までの切符を別途購入する必要があり、結局全体の料金が高くなることがあります。
スマートEXとEX予約の違い
比較要素 | スマートEX | EX予約 |
年会費 | 無料 | 1,080円 |
専用ICカード | なし | あり |
指定席割引(東京⇔新大阪) | -200円(全区間一律) | -1,080円 |
予約開始~期限 | 乗車1カ月前の午前10時~乗車4分前 | |
アプリ | 共通(EXアプリ) | |
SuicaなどのICカード | 使える | |
モバイルSuicaは使える? | 使える | |
早特(早割)サービス | 共通 |
スマートEXとエクスプレス予約はそれぞれ別個の予約サイトですが、アプリは共通(EXアプリ)です。(iOS、Android対応)
どちらに会員登録している場合でも「EXアプリ」を使って予約することもできます。
スマートEXとEX予約の違いは、「年会費があるかないか」、「専用ICカードがあるかないか」、「料金の割引率」の3つだけです。
スマートEXは年会費がない分割引率は低く、EX予約は年会費がある分割引率は高いです。
ただし、次にご紹介する「早特」は、スマートEXで予約してもEX予約で予約しても同じ割引率になっています!
スマートEX・EX予約の「早特」で予約する
予約はいつから?
- EX早特21:1カ月前~21日前
- その他:1カ月前~3日前
スマートEXとEX予約では、山陽新幹線の区間で利用できる以下4種類の早特きっぷを予約できます。
スマートEX・EX予約の山陽新幹線向け早特きっぷ
- EXグリーン早特
- EXのぞみファミリー早特
- EX早特21
- EX早特
人気区間の料金は以下のようになっています。(スマートEXとEX予約共通)
【早特】人気区間の片道料金
:のぞみ :ひかり
区間 | 東京⇔広島 | 東京⇔岡山 | 東京⇔新神戸 | ||
通常料金※ | 19,080円 | 17,340円 | 15,100円 | ||
EXグリーン早特 | 設定なし | 設定なし | 14,710円 | ||
EXのぞみファミリー早特 | 設定なし | 設定なし | 12,600円 | ||
EX早特21 | 14,000円 | 13,000円 | 設定なし | ||
EX早特(平日) | 15,900円 | 14,400円 | 設定なし | ||
EX早特(土休日) | 15,500円 | 14,000円 | 設定なし |
のぞみ指定席をJR窓口(券売機)で予約した場合
スマートEX・EX予約で予約できる早特きっぷは、すべてのぞみまたはひかりの切符です。みずほ・さくら・こだま(山陽新幹線区間)の早特きっぷは、スマートEXとEX予約では予約できません。
EXグリーン早特とEXのぞみファミリー早特は、ほぼ東海道新幹線向けの早特きっぷで、山陽新幹線を含む区間では東京⇔新神戸間でのみ利用できます。
EX早特21では、乗車21日前までに予約することで、東京発の場合は最長広島までののぞみが格安料金で予約できます。
EX早特では、長距離の区間(東京発の場合は広島より先の区間)を予約することで、のぞみが格安料金で予約できます。土休日はさらに割引あり。予約期限は乗車3日前までです。
「早特」の注意点
上記4つの早特サービスは利用できる条件がかなり限定されていますので注意してください。
スマートEX・EX予約の「早特」利用条件
EXグリーン早特
利用人数:1~6名
朝6時台に出発するのぞみと終日のひかりのグリーン車 選べる列車:乗車駅を
EXのぞみファミリー早特利用人数:2~6名
土・日・祝日ののぞみ普通車指定席とグリーン車 選べる列車:
EX早特21利用人数:1~6名
朝6時台、昼11時~15時台に出発する直通ののぞみ普通車指定席 選べる列車:乗車駅を
EX早特利用人数:1~6名
選べる列車:のぞみ普通車指定席とグリーン車(長距離限定)
※直通の「のぞみ」:東海道新幹線と山陽新幹線の区間を直通しているのぞみ
※どの早特サービスも繁忙時期(GW、お盆、年末年始)には利用できませんので注意してください。
このように、早特はJR窓口、ネット予約を含め山陽新幹線の公式予約の中では非常に割引率の高い予約方法ですが、利用できる列車が限定されているというデメリットがあります。
スマートEX・EX予約の往復割引で予約する
予約はいつから?
- 1か月前~発車4分前
スマートEXとEX予約では、往復割引のチケットを予約することもできます。
エクスプレス予約とスマートEXで予約できる往復割引きっぷは特急券と乗車券が一体になったきっぷなので、途中下車はできません。また、在来線と新幹線を乗り継ぐ場合は、eきっぷ+往復割引乗車券と比べて高額になることがありますので注意が必要です。
スマートEXの場合
スマートEXで往復割引のチケットを予約すると、JR窓口や券売機で予約した場合よりも料金が片道200円、往復400円安くなります。
【スマートEX】人気区間の往復割引料金(下段:片道)
区間 | 東京⇔広島 | 東京⇔岡山 | 新大阪⇔博多 | 東京⇔博多 | 広島⇔新大阪 |
みずほ指定席 | 直通なし | 直通なし | 円 (円) |
直通なし | 適用外 |
さくらこだま指定席 | 直通なし | 直通なし | 円 (円) |
直通なし | 適用外 |
のぞみ指定席 | 35,420円 (17,710円) |
円 (円) |
円 (円) |
円 (円) |
適用外 |
ひかり指定席 | 34,380円 (17,190円) |
円 (円) |
円 (円) |
直通なし | 適用外 |
自由席(共通) | 33,740円 (16,870円) |
円 (円) |
円 (円) |
円 (円) |
適用外 |
※スマートEXから予約した場合、閑散期は上表からさらに200円引き、繁忙期は200円増しとなります。
EX予約の場合
EX予約で往復割引のチケットを予約した場合は、みずほさくらのぞみひかりこだま間の料金の違いや、指定席・自由席間の料金の違い、通常期・繁忙期・閑散期による料金の違いもありません。
【EX予約】人気区間の往復割引料金(下段:片道)
東京⇔広島 | 東京⇔岡山 | 新大阪⇔博多 | 東京⇔博多 | 広島⇔新大阪 |
32,580円 (16,290円) |
円 (円) |
24,140円 (12,070円) |
円 (円) |
適用外 |
えきねっと
予約はいつから?
- 1カ月前~乗車6分前
JR東日本の予約サイト「えきねっと」でも山陽新幹線の予約をすることができます。
ただし、えきねっとで山陽新幹線を予約する場合、以下の注意点があります。
- 料金の割引はない
- ICカードやモバイルSuicaが利用できない
- 切符はJR東日本、JR北海道、JR西日本北陸エリアの一部駅でしか受け取れない
えきねっとで山陽新幹線を予約しても、スマートEXやエクスプレス予約(EX予約)で予約した場合のような料金の割引はありません。
また、モバイルSuicaが利用できないので、必ず紙の切符を受け取る必要がありますが、切符の受け取れる駅はJR東日本の駅などに限定されています。
JR九州インターネット列車予約
予約はいつから?
- 1カ月前~乗車6分前
JR九州の予約サイト「JR九州インターネット列車予約」でも山陽新幹線の予約ができます。
JR九州インターネット列車予約で山陽新幹線を予約する場合、以下の注意点があります。
- 料金の割引はない
- ICカードやモバイルSuicaが利用できない
- 切符はJR九州の駅でしか受け取れない
番外編:JRサイバーステーション
JRのインターネットプロバイダーサービス「サイバーステーション」を利用している方のみ、「JRサイバーステーション」から山陽新幹線の予約もすることができます。
JRサイバーステーションで山陽新幹線を予約する場合、以下の注意点があります。
- 「サイバーステーション」プロバイダー利用者以外は使えない
- 料金の割引はない
- 料金の支払いは受け取り時
- ICカードやモバイルSuicaが利用できない
- 切符は全国のJR窓口で受け取り可能
基本的に、JR西日本の区間(新大阪⇔博多)を予約するならe5489、JR東海とJR西日本をまたがる区間(東京⇔博多)を予約するなら、スマートEXかEX予約を使おう!
「金券ショップ」で格安チケットを購入する
山陽新幹線のチケットは金券ショップでも購入することができます。
金券ショップで購入できる山陽新幹線のチケットは主に、
- 回数券のばら売り
- 株主優待券
の2種類です。
回数券のばら売り
予約(購入)はいつから?
- 売っていればいつでも~発車直前(有効期限に注意)
金券ショップで販売されている山陽新幹線チケットのほとんどは、回数券のばら売りです。
販売価格はショップによって異なりますが、だいたいJR正規の回数券1枚当たり料金と同価格~数百円安い価格で販売されています。
この程度の割引ならJRで正規に回数券を購入するのと大して変わらない?と感じるかもしれません。
でも、JRで山陽新幹線の回数券を購入すると6枚綴りなので一度に数万円単位のお金が必要になりますし、使用期限である3カ月以内に6枚すべて使い切る必要もあります。
こんな時に便利!
そこで、「6枚も必要ないから1~2枚だけ購入したい」という場合に金券ショップを利用するととても便利です。
また、JR窓口や指定席券売機で普通に指定席や自由席の切符を購入する場合と比較すると、往復で1,000円~2,000円程度安くなります。
以下は当サイトが独自に金券ショップで調査した人気区間のばら売り料金相場です。
【回数券】人気区間のばら売り相場
区間 | 東京・品川(都区内) ⇔ 広島(市内) |
東京・品川(都区内) ⇔ 岡山 |
新大阪(市内) ⇔ 博多(福岡市内) |
東京(都区内) ⇔ 博多(福岡市内) |
広島(市内) ⇔ 新大阪(市内) |
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種別 | 指定席 | グリーン | 指定席 | グリーン | 指定席 | グリーン | 指定席 | 指定席 |
料金相場 | 17,690円 | 15,900円 | 21,000円 | |||||
割引※ | -1,390円 | -1,440円 | -1,950円 |
※同じ座席の通常料金(みずほ・のぞみ)との差額
金券ショップで購入したばら売り回数券の使い方は、JRで回数券を購入した場合の使い方と全く同じです。
JR西日本の株主優待割引券
予約(購入)はいつから?
- 売っていればいつでも~発車直前(有効期限に注意)
金券ショップで販売されているもう一つの山陽新幹線格安チケットは、JR西日本の株主優待割引券です。
JR西日本の株主優待券とは、その名の通りJR西日本の株主への優待サービスのために発行されたJR西日本エリアの新幹線、在来線に利用できる割引券。JR他社にまたがる区間(例えば博多→東京など)のきっぷ購入には利用できません。
JR西日本の株主優待割引券の内容は以下の通りです。
JR西日本の株主優待割引券
価格相場:1枚4,300円程度
割引率:1枚当たり50%
有効期限:6月1日~翌年5月31日までの1年間
1度に使える枚数:1枚まで
JRn西日本の株主優待割引券1枚当たり、切符料金(運賃・乗車券)の50%割引を受けられます。
山陽新幹線の区間の切符を株主優待割引券を使って購入すると、料金の総額はどれくらいになるのか計算してみました。
【株主優待券×2で購入】
人気区間のチケット総額
区間 | 新大阪⇔博多 | 新大阪⇔新山口 | 新大阪⇔広島 | 岡山⇔博多 | 広島⇔博多 |
みずほのぞみ指定席通常料金 | 15,310円 | 12,930円 | 10,440円 | 12,710円 | 9,150円 |
優待券を使うと… | 7,650円 | 6,460円 | 5,220円 | 6,350円 | 4,570円 |
総額※ | 11,950円 | 10,760円 | 9,520円 | 10,650円 | 8,870円 |
通常料金との差額 | -3,360円 | -2,170円 | -920円 | -2,060円 | -280円 |
※株主優待券を1枚使った場合の割引料金に、4,300円(株主優待券の金券ショップ相場価格)を足した額
JR西日本株主優待券の割引率はJR他社と比較してかなり高い(50%)ので、同じ区間の回数券を金券ショップで買うよりもお得な場合が多いです。金券ショップで見つけることができれば狙い目です。
ただし、株主優待割引券を金券ショップで購入するには4,300円程度かかるので、株主優待割引券を使って50%割引を受けても、もともと料金がそれほど高くない区間では逆に損になってしまいます。
新大阪駅を乗車駅とすると、株主優待割引券を利用して得するのは、こだまのみ停車する三原駅以降です。
株主優待券の有効利用方法
JR西日本の株主優待割引券には利用できない時期がありませんので、回数券の使えない繁忙期(GW、お盆、年末年始など)でも利用できます。
回数券の使えない時期には、株主優待割引券を使って割引を受けるのもおすすめです。
金券ショップで購入する場合の注意点
金券ショップで山陽新幹線のチケットを購入する場合は以下の点に注意が必要です。
金券ショップ購入の注意点
- 購入~JR窓口での手続きに時間がかかる
- クレジットカードが利用できない
- 営業時間外は購入できない
- 「有効期限」がある
- ”買い取り専門”店もある
詳しくは以下のページを参考にしてください
【最安値!】旅行代理店のサイトで予約する
山陽新幹線のチケットを最も格安で購入できるのが、旅行代理店のサイトで予約する方法です。
旅行代理店各社は、片道、往復日帰り、宿泊ありの往復など様々なニーズに合わせて山陽新幹線のチケットを格安で販売していますので、ぜひチェックしてみてください。
バリ得こだま・ひかり(片道OK)
予約はいつから?
- 1カ月前~3日前15時まで(ネット予約)
- 店舗で予約なら前日まで
「バリ得ひかり・こだま(・つばめ)」は旅行代理店の日本旅行が販売する、山陽新幹線の片道・日帰りツアーです。
山陽新幹線のJR西日本区間(新大阪⇔博多)、またはJR九州との相互乗り入れ区間(新大阪⇔鹿児島中央)で利用できます。(東京⇔広島など、JR東海とまたがる区間では利用できません)
ツアー名称の通り利用できる列車はこだまと一部のひかりだけですが、新大阪⇔博多間ならチケット料金が7,500円とみずほ指定席の通常料金より7,810円も安い料金で山陽新幹線に乗車することができます。
【バリ得こだま・ひかり】主な区間の料金
区間 | 新大阪→博多 | 新大阪→広島 | 新大阪→岡山 | 新大阪→小倉 | |
料金 (ひかりグリーン料金) |
7,500円 (8,000円) |
6,600円 (なし) |
4,000円 (なし) |
6,900円 (7,400円) |
|
通常料金※との差額 | -7,500円 (-12,960) |
-3,630円 (-) |
-7,510円 (-) |
-7,240円 (-11,520円) |
※同じ座席をJR窓口(指定席券売機)で予約した場合
「バリ得こだま・ひかり」なら、山陽新幹線の「片道チケット」を最安で予約できます。また、200円~500円分のクーポン(買い物券など)が付いてくるのでさらにお得です。
を予約できる期間
バリ得こだま・ひかり日本旅行公式サイト乗車日1カ月前~3日前まで
店舗予約乗車日1カ月前~前日まで
バリ得こだま・ひかりはネット予約の場合、乗車3日前15時までの受付ですが、店舗予約なら直前(前日)でも予約ができて便利です。
日帰り新幹線ツアー
予約はいつから?
- 1カ月前~3日前15時まで(ネット予約)
- 店舗で予約なら前日まで
「日帰り新幹線ツアー」なら、山陽新幹線の往復日帰りチケットを通常料金(みずほ・のぞみ)と比較して最大15,000円以上も安く予約できます。
山陽新幹線向けの日帰り新幹線ツアーは、JR西日本区間(新大阪⇔博多)、またはJR九州との相互乗り入れ区間(新大阪⇔鹿児島中央)向けにのみ販売されています。(東京⇔広島など、JR東海とまたがる区間向けの日帰りツアーはありません)
一例として、日本旅行の日帰り新幹線ツアーの料金と特典内容をご紹介します。
【日本旅行日帰りツアー】人気区間の往復料金例
区間 | 新大阪→広島 | 新大阪→岡山 | 新大阪→博多 | ||
料金 | 11,600円 | 6,200円 | 15,000円 | ||
特典 | 広島電鉄路面電車一日乗車券 (600円相当) |
岡山路面電車一日乗車券 (400円相当) |
博多駅構内クーポン付き (200円相当) |
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割引額(実質) | -9,880円 | -6,660円 | -15,820円 |
※みずほ・のぞみ指定席往復料金と比較 特典の金額を含む
日本旅行の「日帰り新幹線ツアー」では、こだま・ひかりまたは一部のぞみに乗車できます。
特典として路面電車の一日乗車券や、博多駅構内のカフェやブックスタジオで使えるクーポンなど、数百円相当のクーポン券が特典としてついてくるので、新大阪→博多なら実質15,820円、東京→広島なら実質9,880円割引で山陽新幹線が予約できます。
山陽新幹線の日帰りチケット予約なら、日帰り新幹線ツアー経由の予約が断然おすすめです!
日帰り新幹線ツアーで選択できる列車は、基本的に往路は朝6~8時台など早朝発車の列車、復路は19時台~21時台発車の列車になります。
(新大阪→博多間であれば、博多で最大12時間程度過ごすことができます)
ツアー予約の前にチェック!
予約期限:出発10日前~3日前までなど、各社違いあり
特典:地下鉄・路面電車乗車券、カフェ・売店200円クーポンなど特典に違いあり
受取方法:チケットは郵送か、集合駅または店舗での受け取りか確認!
▼ 今すぐプラン検索!
新幹線ホテルパック
「新幹線ホテルパック」は山陽新幹線の往復チケットをホテルとセットで格安予約できるツアー商品です。
一例として、日本旅行の新幹線ホテルパック料金を調査してみました。
【新幹線ホテルパック】人気区間の最安プラン例
区間 | 東京→広島 | 広島→東京 | 岡山→東京 | 博多→新大阪 | 東京→博多 | 新大阪→博多 |
みずほのぞみ料金 |
23,700円~ | 18,300円~ | ||||
こだま料金 (ホテル代込み) |
- |
例えば東京→広島間の場合であれば、ホテルとセットの新幹線のぞみ往復チケットを23,700円~予約することができます。
通常、東京→広島ののぞみ往復チケットを通常料金で予約し、別に「ホテルオークス新大阪」を2人1泊で予約した場合(楽天トラベルで1人3,500円)合計料金は19,080円×2=38,160円+3,500円で1人41,660円かかりますので、ホテルパックの方が17,960円も安く予約できる計算です。
ホテルパック予約の前にチェック!
各予約方法の「予約期限」チャート
山陽新幹線のチケット予約は、どの予約先(予約方法)でも乗車1カ月前から可能。
でも、予約できる「期限」は予約方法によって異なります。
そこで、乗車までの残り日数で利用できる予約方法が一目で分かるように一覧表にしてみました。
各予約方法の予約期限チャート
:公式ネット予約 | :旅行代理店の片道ツアー | :旅行代理店の日帰りツアー |
:旅行代理店のホテルパック | :窓口、券売機購入 | :その他 |
1カ月前 | ~21日前 | ~15日前 | ~14日前 | ~10日前 | ~7日前 | ~5日前 | ~3日前 | ~前日 | ~当日 |
スーパー早特21(e5489) | 10日前 | 7日前 | 5日前 | 3日前 |
前日 |
当日 |
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EX早特21 | |||||||||
阪急交通社ホテルパック | |||||||||
スーパー早特きっぷ(e5489) | |||||||||
阪急交通社片道ツアー | |||||||||
おとなびWEB早特 7日前まで | |||||||||
JTBホテルパック 5日前まで | |||||||||
日本旅行ホテルパック 3日前まで | |||||||||
日本旅行片道ツアー(ネット予約) 3日前まで | |||||||||
日本旅行日帰りツアー(ネット予約) 3日前まで | |||||||||
WEB早特(e5489) 3日前まで | |||||||||
EXグリーン早特 3日前まで | |||||||||
EXのぞみファミリー早特 3日前まで | |||||||||
EX早特 3日前まで | |||||||||
日本旅行片道ツアー 前日まで | |||||||||
日本旅行日帰りツアー 前日まで | |||||||||
金券ショップ 当日まで | |||||||||
e5489 当日まで | |||||||||
エクスプレス予約 当日まで | |||||||||
スマートEX 当日まで | |||||||||
窓口・券売機での予約すべて 当日まで | |||||||||
1カ月前 | ~21日前 | ~15日前 | ~14日前 | ~10日前 | ~7日前 | ~5日前 | ~3日前 | ~前日 | ~当日 |
予約変更のルール
予約変更に関するルールは予約方法によって異なります。
山陽新幹線の予約変更ルールJR窓口・指定席券売機
予約した列車の発車前であれば、1度限り手数料無料で変更可能(乗車日時・座席・区間)。2回目以降は切符の払い戻しをして再度予約。
回数券(ばら売りも含む)予約した列車の発車前であれば、手数料無料で何度でも変更可能。(乗車日時・座席)
スマートEX、EX予約
予約した列車の発車4分前までであれば、手数料無料で何度でも変更可能。(乗車日時・座席・区間)
e5489
きっぷの受け取り前なら、指定列車発車時刻まで手数料無料で何度でも変更が可能
旅行代理店ツアー、ホテルパック変更不可。変更したい場合はキャンセルして再度予約。(乗車日の10~20日前からキャンセル料が発生)
まとめ
山陽新幹線の予約方法をすべてご紹介しましたが、おすすめ予約方法は、
最安予約ならコレ!
- 片道:バリ得こだま・ひかり
- 往復日帰り:日帰り新幹線ツアー
- 往復+宿泊:新幹線ホテルパック
です。ただし、予約期限に注意!
バリ得こだま・ひかりは出発3日前(店舗予約なら前日)まで、日帰り新幹線ツアーと新幹線ホテルパックも出発3日前まで(代理店により異なる)です。
出発直前にできるだけ安く予約したい場合はスマートEX・EX予約、または金券ショップを利用しましょう。
※スマートEX・EX予約での予約は直前(当日)でも割引がありますが、e5489では直前まで利用できる割引はありません。
料金について
この記事で紹介している料金設定は、2019年10月のJR運賃・料金改定以前の情報です。現在の料金とは若干異なりますのでご注意ください。